近年では防カビ、抗菌、遮熱といった効果を持つ塗料も
多く、日々新しい塗料が開発されています。
建物の外壁は時間が経てば必ず劣化し、腐食、割れ等ができ
そのまま放置することで建物の寿命はどんどん短くなります。
そこで外壁塗装を適切に行うことで、
外壁の劣化をある程度抑えることが出来ます。
定期的な外壁の塗り直しは、大事なご自宅の寿命を守ってくれるのです。
塗料の分類には、代表例として以下のようなものがございます。
皆様が知っている「ペンキ」にあたる塗料がこちらです。
ホームセンター等でも簡単に購入ができる上、安価でございますため、
日曜大工などでお使いになる際はとても便利です。
その一方で耐久年数が短く、近年では住居に使われることがほとんどなくなってまいりました。
こちらの塗料は、新築時の住宅に使われることが多くなります。
しかし、耐久年数はさほど長くなく、塗り替え時に使われることはほとんどありません。
必要な費用としては比較的安価で、見た目重視で頻繁に塗り替えが必要となる状況の場合は
コスト面で非常に優れた塗料です。
耐用年数が長く、以前は最も普及していた塗料です。現在でも決して品質が劣るものではなく、
種類によっては一部のシリコン樹脂塗料以上の耐久性を発揮します。
現在でも、塗り替えを行う際の候補の一つとなるでしょう。
近年、価格と耐久性の面で最もバランスがよく、ウレタン樹脂塗料に代わって普及が進んでいるのが
シリコン樹脂塗料です。通常、住宅の屋根、外壁に使うものとしては最も品質が高いと言ってもよいでしょう。
塗り替えの際は、特殊な条件がない限りはこちらをお勧めいたします。
現在使われている塗料の中では、最も耐久性の高い塗料です。
しかし、それに比例してかかる費用も多く、効果は高いもののあまり個人宅に向いた塗料ではございません。
頻繁に塗り直しをするのが難しい建築物、例えば大型の集合住宅やビル、その他大型建造物に
使用されることが多い塗料と言えます。
また、木造住宅に使用することで逆に劣化を招くこともあり、
住居への使用はおすすめしない場合もございます。
コンクリートのひび割れや瓦の隙間などから水が侵入すると、
外壁や屋根の劣化を引き起こし、雨漏り、水漏れの原因となります。
水漏れが発生すると、さらに建物の劣化は急速に進みます。
コンクリートは割れやすくなり、鉄骨は錆びてしまいます。
また、木造部分は腐食が始まります。
こうした場合の補修費用は防水工事よりもはるかに高いものとなります。
また、状況によっては補修すらままならず、
大規模な工事が必要となる可能性もございます。
大切なご住居をしっかり守るためにも、外壁塗装と同じく
防水工事が必要かどうかは定期的にチェックしましょう。
塗膜防水では、ウレタン系材料を使用した防水工事が、主流となっております。
一般家屋、ベランダ、屋上、複雑な形状のある場所にお勧めいたします。
建物への負担が少ない防水工事です。
耐久年数は 10年〜15年程となります。
シート防水では、塩ビ系シートを使用した防水工事が主流となっております。
一般的な屋上、バルコニー等にお勧めいたします。
既存の防水層の上からでも被せることができ、耐久性にすぐれております。
耐久年数は 10年〜20年程となります。
最も歴史があり、信頼性の高い防水工事です。
大型ビル、マンション等の屋上等にお勧めいたします。水密性、耐久性にすぐれております。
耐久年数は 15年〜25年程となります。
ベランダ、バルコニー等にお勧めいたします。
強度が大きく、耐水性、耐熱性にすぐれております。
耐久年数は 10年〜15年程となります。